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アウターヘブリディーズ諸島の家庭手織りのみが「ハリスツイード」の名をなのることができる![]()
スコットランドのカシミヤとツイードの産地をこのほど訪れた。先進国の産業一般に言えることだが、新興国の価格競争に巻き込まれず、築いてきた文化的背景や最高品質を維持するノウハウと生産背景の伝承、そしてその優位性の喧伝に注力しなければ、生き残っていけないことは自明の理だ。その点において、スコットランドの繊維産業に従事する人々と接した今回の旅で、いくつもの大きな示唆を得た思いだ。工場設備の老朽化や生産の縮小を目の当たりにして、特にその産地に育った世代が、古手の産業従事者たちと手を組んで、「自分の故郷にとって無くてはならない産業」との強い思いで、復活させるために経営に参入している姿を数多く見かけた。どの田舎に行っても、世界のファッションと繋がりながら、誇りを持って取り組んでいる姿に清々しさを感じた。多くのラグジュアリーブランドが彼らの手で作り上げられ、世界中で販売されているのも事実だ。翻って日本の繊維ファッション産業を見た時、何かしら学ぶものがあるのではと思わないでもない。本稿記事は7月上旬、繊研新聞本紙に詳細が掲載される予定だ。






